2021/06/29 11:38
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この記事では
1.
V金10号(VG10)とはどんな包丁なのか
2.
V金10号(VG10)の刃の特徴
3.
V金10号(VG10)のメリットとデメリット
4.
V金10号(VG10)包丁が向いている人
これらのことを紹介しています。
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プロの料理人の愛用者多数
最高峰の高級刃物鋼V金10号包丁
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こんにちは、ダマスカス包丁の専門店Kia Oraです。
包丁の切れ味や永切れ性などの性能は、刃に使用している鋼材によって異なります。
料理をたくさんする料理好きの人には、鋭い切れ味を持ち、錆びに強く、耐久性がある「V金10号(VG10)」の包丁がおすすめですよ!
「V金10号(VG10)」の包丁は、飲食店やプロの料理人から愛され、使われているプロ仕様の高機能な包丁です。
自身が包丁に求める条件にぴったり合った包丁を手に入れることができれば、料理の時間がさらに楽しく、調理がより快適になりますよ!
当記事を読んで包丁選びの参考にしてみてくださいね。
「V金10号(VG10)とはどんな包丁?」
V金10号(VG10)とは、靭性が高く粘りの強く加工がしやすくて鍛造性に優れた鋼材です。
耐腐食性や耐摩耗性に優れており、鋭い切れ味が魅力です。
V金10号(VG10)には、カーボン(窒素)・モリブデン・コバルト・クロム・バナジウムを含んでいます。
これらの鋼材のそれぞれの特性を持ち合わせているV金10号(VG10)の包丁は、硬く頑丈で、鋭い切れ味を持ち、錆びにくく欠けにくく、研ぎ直しなどの手入れがしやすい包丁です。
包丁に欠かせないのは切れ味の良さですよね。
V金10号(VG10)の包丁の切れ味は抜群ですよ!
「V金10号(VG10)の刃の特徴」
V金10号(VG10)に使用されている鋼材には、それぞれどのような特徴があるのかを詳しく見ていきましょう。
鋼材 |
鋼材の特徴 |
カーボン |
硬い材質にする、含有量が多いと硬度がより高まる |
モリブデン |
耐性を持たせ、強度を長持ちさせる、被削性を高める |
コバルト |
錆びにくくさせる |
クロム |
錆びに強くなる、11.5~13%含まれていればステンレスになる |
バナジウム |
硬化性を向上させ、頑丈で鋭い刃になる |
カーボンを多く含んだV金10号(VG10)の包丁は、硬い刃になっているため、刃を欠けにくくし、錆びにくくするという特徴があります。
カーボンを多く含む刃は硬くなります。
モリブデンは刃を強く頑丈にして、コバルトとクロムによってさらに錆びにくい刃になります。
被削性を高めることで削りやすい刃になり、研ぎ直しがしやすく、家庭でも簡単にお手入れができます。
バナジウムは硬く頑丈で粘りが強い刃にして、刃が曲がるのを防ぎ、鋭い切れ味にします。
これらの鋼の特性を兼ね備えているV金10号(VG10)の包丁は、とにかく切れ味が鋭く使い続けても錆びや欠けに強いため、長く愛用できます。
さらに、永切れ性が高いため、研ぎ直しの頻度が少なくて済み、お手入れが簡単ですよ!
「V金10号(VG10)のメリットとデメリット」
V金10号(VG10)の包丁は、切れ味が鋭く、頑丈で強い刃なので、欠けにくく曲がりにくいだけでなく、錆びにも強く、取り直しがしやすいので家庭でも簡単にお手入れができます。
V金10号(VG10)のメリットだけでなくデメリットを知っていきましょう。
メリット |
・
とにかく鋭い切れ味 ・
永切れ性が高い ・
硬く頑丈 ・
欠けにくい ・
曲がりにくい ・
錆びに強い ・
頻繁に研ぎ直さなくても切れ味が落ちない ・
家庭でも簡単に研ぎ直しができる ・
様々食材や使用頻度が高くても問題なく使える |
デメリット |
・価格が高い ・初心者や料理の頻度が少ない家庭では持て余す |
V金10号(VG10)の包丁は切れ味や耐摩耗性・耐腐食性が非常に優れており、高品質で様々な料理を作る人や料理の頻度が多い人などたくさん使える包丁です。
永切れ性が高いため、頻繁にお手入れする必要がありません。
削りやすい刃になっているため、研ぎ直しをする際も家庭で簡単に行えますよ。
しかし、高品質であるV金10号(VG10)包丁はその分価格が高いというデメリットがあります。
それでは、V金10号(VG10)のメリット・デメリットを踏まえて考えると、どのような人に向いている包丁なのでしょうか。
「V金10号(VG10)包丁はどのような人に向いているのか」
V金10号(VG10)の最大の特徴は、永切れ性が高く非常に切れ味が鋭いという点です。
プロの料理人やとにかく良く切れる包丁が欲しい人、たくさん料理をする、たくさんの食材を扱うという人にはぴったりの包丁と言えます!
包丁を購入するときには、自分が包丁にどのようなことを求めているのかを考え、それぞれの包丁の特性を知っておくと良いでしょう。
V金10号(VG10)の特徴やメリット・デメリットからV金10号(VG10)の包丁が向いている人と向いていない人を見ていきますね。
V金10号(VG10)が向いている人 |
V金10号(VG10)が向いていない人 |
・飲食店やプロの料理人など多用する人 ・料理が趣味で凝った料理を作る人 ・錆びづらさよりも切れ味をとことん求める人 ・価格が高くて問題がない人 ・研ぎ直しの頻度が少ない包丁を求める人 |
・料理初心者 ・まず1本包丁を購入してみようとしている人 ・頻繁に料理を作らない人 ・価格が低い包丁が欲しい人
|
料理が好きでよく料理をする人や、飲食店やプロの料理人、料理研究家など食材をたくさん切る機会のある人には、鋭い切れ味と永切れ性を持つV金10号(VG10)の包丁がおすすめですよ!
とにかく切れ味が鋭く、お手入れの頻度も少なく済むのであれば、価格が多少高くなってもかまわないという人にはぴったりの包丁です。
V金10号(VG10)は非常によく切れる包丁なので、飲食店などプロが愛用できるほどの高品質な包丁です。
料理をする回数が多くても、切る食材が多くても全く問題なく、鋭い切れ味を持ったまま切り続けることができますよ!
飲食店などで忙しく料理をする中で、すぐ切れ味が落ちて切りづらい包丁では砥ぎ直しを頻繁にしなくてはならなくなり、余計な時間がかかるため非効率的になります。
V金10号(VG10)の包丁なら、たくさん調理しても頻繁に研ぎ直しをしなくてもすみ、錆びにも強いのでお手入れが非常に簡単です。
料理好きな人、料理をたくさんする人に求められる
l 抜群の切れ味
l 永切れ性の高さ
l お手入れの簡単さ
これらを全て持ち合わせているのがV金10号(VG10)包丁です!
切れ味が抜群でお手入れが楽になるのであれば、価格の高い包丁でも問題ないという人は、高品質でプロ向けのV金10号(VG10)の包丁が向いていますよ。
しかし、料理初心者やとりあえず包丁を購入するという人や、自宅でたまに料理を作るという人など料理の頻度があまり多くない人は持て余してしまう包丁です。
家庭料理を作るために包丁を必要としている人は、V金10号(VG10)の包丁では扱いづらさを感じることもあるでしょう。
高品質でも価格を抑えたいという人は、V金10号(VG10)の包丁ではなく、7cr17などのステンレス鋼包丁の方が向いているでしょう。
そのためV金10号(VG10)の包丁は料理好きでたくさん料理を作る人や飲食店などのプロの料理人に向いている包丁です。
とにかく鋭い切れ味の高品質な包丁が欲しい人や、料理の頻度が多い人、包丁の価格が高くても気にならないという人は、間違いない切れ味を持つV金10号(VG10)の包丁を使ってみてくださいね!