2021/01/28 20:00
日常的に使用する包丁は、使い続けていくうちに
だんだんと切れなくなってきてしまいます。
包丁は、切れ味が落ちると
食材をつぶしてしまい、風味を落としてしまいます。
毎日使う包丁は、できるだけ長い間、
鋭い切れ味をキープしたいところですよね。
また、包丁の切れ味が落ちてしまったとき、
どのようにお手入れすればよいのでしょうか。
当記事では、鋭い切れ味を長続きさせるポイントや、
お手入れの方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「包丁はなぜ切れなくなるのか?」
よく切れる包丁は、
l 刃の先が尖っている
l 刃の先がギザギザになっている
これらの特徴があります。
新品の包丁は、どれも刃先が尖り、
さらに意外とみなさん誤解されている方が多いんですが
包丁の刃先はギザギザになっています。
しかし使っていくうちに、刃が摩耗して
刃先が丸くなり、ツルツルになってしまいます。
刃先が丸くなって、表面がツルツルになると、
キレイに切り込むことができなくなり、
食材をつぶしてしまうのです。
「鋭い切れ味を長続きさせるポイント」
鋭い切れ味を長続きさせるためには、
普段の包丁の使い方が大切です。
包丁で食材を切る際に使っているまな板が
硬い素材であれば、包丁の刃先を
摩耗させやすくなります。
そのため、まな板は木製のものを
使用すると切れ味が長持ちします。
「鋭い切れ味を長続きさせるお手入れ方法」
鋭い切れ味を長続きさせるためのお手入れは、
砥石で包丁を砥ぐことです。
砥石は、粒子の細かさによって「荒砥石」
「中砥石」「仕上砥石」という種類に分かれています。
「荒砥石」とは、♯80~220ほどの粒度(粒子の細かさ)
のもので、刃先が欠けた際に使用します。
「中砥石」は♯400~1500ほどの粒度で、
日々のお手入れの際に使用します。
「仕上砥石」は、♯3000以上のもので、
「中砥石」で研いだ後に、仕上げとして使用することで
さらに切れ味を向上させることができます。
例えば「VG10」の包丁は、2ヶ月に1度程度、
「中砥石」で研ぎ直しをすればよいでしょう。
刃が欠けている、お手入れしたばかりなのにすぐ切れなくなった
という場合には、3種類の砥石を順番に使って
しっかりとメンテナンスを行うと良いですね。